スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ねことオルガン

先月、家族が北海道を旅行したとき、
根室から大量の秋刀魚(サンマ)を送ってきました。
ニュースにもなっていましたが、今年は大豊漁だったそうです。

お隣におすそわけしてもまだ余るので、
自分の秋刀魚料理の持ちネタを総動員して調理にあたりました。
とっても美味でした!

一方、うちのネコたち3匹は、秋刀魚にもあまり興味が無いご様子。
カリカリや缶詰の方が好きみたいです。


さて、秋刀魚を見ると思い出すのが、
『ねことオルガン』という絵本。

小学1年生の頃、大好きだった本です。
学校の図書室にあった古い本で、、何度も何度も借りて読みました。

昔の作品ですが、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
お母さんとはぐれた「子ねこ」と、のらねこの「のらおじさん」の物語です。

ねことオルガン
(↑ 「子ねこ」を連れて歩く「のらおじさん」。2匹とも黒いネコなので、こんなイメージでしょうか。
写真の2匹も実は大人の方はオスネコです。)

作中、「子ねこ」が細い三日月を秋刀魚だと思い、
「のらおじさん」のために取ろうとして、高い所に登る場面があるのです。


この懐かしい絵本をすごく読んでみたくなり、調べたらなんと絶版!
いい本だったのに、悲しいです。
図書館で探したら、あったので借りました。

以下、簡単なあらすじ。(もちろんネタバレです。)
作者は今西祐行さんという方です。


ある日、「のらおじさん」はお母さんとはぐれた「子ねこ」と出会います。
お腹をすかせた「子ねこ」のために魚をとってきてやろうとしても、
のらとしては生活力のないおじさんは、失敗ばかりです。

お母さーん!
(↑ ないている子ネコ。)

「のらおじさん」は、もとは飼い猫で、
子ねこ時代はやさしい飼い主のいる幸せな家庭で母ねこと暮らしていました。
しかし、もらわれた先では、ねずみ取りができなかったため捨てられました。

のらおばさん
(↑ 「のらおじさん」と「子ねこ」を助ける「のらおばさん」。
   こんなイメージの太った三毛ネコ。情の深いネコ。)

「子ねこ」のお母さんは見つかりません。
「この子だけはのらにさせたくない。」
そんな思いで、「のらおじさん」は自分がかつて暮らしたような家を
「子ねこ」のために探そうとします。

魚屋さんで
(↑ 魚屋さんで事件が起こったりします。)

とうとう最後に―
庭に花が咲き、少女弾くオルガンが聞こえる1軒の家を見つけます。
「のらおじさん」は、「子ねこ」がその家にむかえいれられるのを見届け、
だまって姿を消します。

「子ねこ」は幸せになりますが、
子供の頃の私は、「のらおじさん」のその後が
気になって仕方ありませんでした。

ハッピーエンドなのですが、
何度読んでも切なく、涙が出ました。

花の咲く庭へ
(↑ 花の咲く庭で。)

さて、長い長い時を経て(?)再会したその絵本は、
幼い子供に向けてかかれた、とても良い物語でした。

簡潔な文章は、登場人物の感情を交えすぎず、
しかし、行間からは彼らの細やかな気持ちを読み取れます。

また登場するのは、とてもやさしい人(猫ですが…)たちです。
「子ねこ」の子供らしい素直なやさしさ、
「のらおじさん」の「子ねこ」に対する見返りを求めないやさしさ、
彼らを助ける「のらおばさん」も情の深い良い人です。

絶版なのがとても惜しいです。

そして、再び物語を読んだ後、
私はやさしい「のらおじさん」の幸せを
願ってやみませんでした。


黒ネコきらきら
(↑ 黒ネコ2匹。寝ている方は、ちょっとおじさんネコです。)
関連記事
スポンサーサイト

テーマ : 猫の写真
ジャンル : 写真

コメントの投稿

非公開コメント

No title

『ねことオルガン』という絵本読んだことありませんが素敵な内容ですね。
作り話であってもすべての子供がこういうことに感動してほしいものです。
子供の頃の私は貧しい環境で絵本どころか、その日食べるものもろくにない状況で絵本など買ってもらった記憶がないのが残念です。
新サンマ青森へ行ったとき刺身で食べましたが美味しかったです。
東京のスーパーで買ったのはなんなんだと思わずにいられないぐらいで~~~

Re: No title

dejavuewords様、コメントありがとうございます!
この『ねことオルガン』は、子供の頃にとても思い入れの強かった作品でした。
大人の目で再読し、当時の感動が陳腐化しなかったことが、とてもうれしかったです。
今の子供にも読んでもらいたいのに、絶版なのがとても残念です。
ところで、根室のサンマは本当に新鮮で、縦につかむとピンと立つのです!
大量に買ったので持て余すかと思いましたが、美味しかったのでそんな心配は無用でした~。
青森も寒流の美味しい魚がたくさんとれますよね!もう何年も行ってないですが、好きな場所です。

No title

こんばんは。
いいお話しですねぇ。
私は本が大好きなので、こどもに読ませたいと図書館には今もお世話になってます。
子供が大きくなった今も絵本も借りてるんですよ。
今度行った時に探してみます。なかったら予約します♪
このお話しは知らなかったです。
絵本のイメージに合った猫さんたちやわ♪

Re: No title

のりぃぃ様、コメントありがとうございます!
名作の絵本や児童書は何十年も出版されてるものがありますね。
自分が子供の頃に読んだものでも、いまだに書店で見かけるものは多いです。
今読んでも良いものは良いですね~。
この『ねことオルガン』が絶版になってしまって、もう手に入らないのが残念です。
本当に古い本なのですが、図書館で見る機会があれば、ぜひ手にとって見てください。
大きな図書館の検索サイトで調べた方が見つけやすいかもしれません。

参考までに…
①『ねことオルガン』今西祐行/著 久保雅勇/絵 小峰書店 1966年出版 78p
②『ねことオルガン』今西祐行/著 中谷千代子/絵 小峰書店 1973年出版 110p
③『今西祐行全集 第1巻 ねことオルガン』今西祐行/著 渡辺有一/絵 偕成社 1988年出版 259p

①が私が子供の頃に読んだものですが、あまりにも古くて驚きました。
当時ですら本がボロボロだったことに納得です!
中は全部白黒ですが、温かみのある良い絵です。
②はこの前初めて借りてみましたが、こっちの絵も良かったです。
③は他の作品も一緒に収録されています。
プロフィール

通勤ネコ

Author:通勤ネコ
5匹のネコ&1匹のウサギと暮らしていながら、外猫の写真ばかり撮っています。
旅好きの猫パンチマニアです(^-^)
猫パンチのポートフォリオ
猫旅等のポートフォリオ
通勤猫写真のポートフォリオ

お知らせ

■Photoback 年賀状2016■

nenga2016_neko_mainimg_tsukinneko

Photobackさん「ねこ年賀状」のブログ記事に載せていただきました(^-^)


■写真展のお知らせ■

  20151201234022fc9

「グルッグのクリスマス2015」
glögg(グルッグ)
(大阪 心斎橋)
2015/12/5~12/23(火曜休 2/22営業)
11:30~19:30(最終日16:00まで)


■猫の里親会のお知らせ■

osakanekonet

「NPO法人 おおさかねこネット」さんでは猫の里親会を毎月開催しています。
詳細は上のバナーをクリックしてください。
次回は1月10日(日)です!


■2016年カレンダーのお知らせ■

ca1024

窓月書房さん出版の猫カレンダーです。
ca-machi2016

売上の一部はのら猫不妊去勢手術助成基金に寄付されます。
ご協力のほどよろしくお願いいたします!
○「待ち猫カレンダー2016 ―誰を待つのか、待ち猫」
かわいい外猫のカレンダー(A4版壁掛用 1,080円)
(表紙、3月、4月に載せていただきました)
「黒猫カレンダー2016 ベスト版」
黒猫オンリーのカレンダー(A4版壁掛用 1,080円)
(1月に載せていただきました)
「白猫カレンダー2016 ベスト版」
白猫オンリーのカレンダー(A4版壁掛用 1,080円)
(表紙、2月、8月に載せていただきました)
「三毛猫カレンダー2016 ベスト版」
三毛猫オンリーのカレンダー(A4版壁掛用 1,080円)
「黒猫カレンダー・プロジェクト2016」
黒猫オンリーの卓上カレンダー(CDサイズ 720円)
全国の書店およびネットで購入できます。


■その他のお知らせ■

osakanekonetkikin

ご協力お願いいたします!


■その他のお知らせ2■

minamisennba

「南船場50匹猫→保護猫カフェ Neco Republic OSAKAへ」
大阪の繁華街で猫の保護活動をされていた方が急死され、残された猫ちゃん達の里親さんを募集するため、保護猫カフェになりました。
どうぞよろしくお願いいたします!


■書籍のお知らせ■

neko_hyoushi

「猫のかわいい撮り方手帖 ~うちのコを世界一かわいく撮る~」 石原さくら、金森玲奈、中山祥代 著
(マイナビ 2013/6/25発売 1,313円)
私の写真とブログについて載せていただきました。
見ていただけたら、とてもうれしいです!


9784777812929

「迷ったとき、悩んだときの ニャンダフル! 100名言」
ネコまる編集部 編
(辰巳出版 2014/3/20出版 1,296円)
うちのコマちゃんの写真他、載せていただきました。


kotowaza100

「ニャンダフル! ことわざ100選」
ネコまる編集部 編
(辰巳出版 2014/11/20出版 1,296円)
うちのコマちゃんの写真他、載せていただきました。


nyandaful_100meisaku

「ニャンダフル! 日本の名作100選」
ネコまる編集部 編
(辰巳出版 2015/10/6出版 1,296円)
投稿猫写真を掲載していただきました。

nekomaru_4koma

「爆笑!ネコまる4コマ」
(辰巳出版 2015/1/26出版 540円)
投稿猫写真を掲載していただきました。


nekomaru_31

「ネコまる冬春号 vol.31」
(辰巳出版 2015/11/20出版 842円)
投稿猫写真を掲載していただきました。


nekomaru_shumekuri2016

「2016カレンダー ネコまる週めくり」
(辰巳出版 2015/10/8出版 1,080円)
投稿猫写真を掲載していただきました。


最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。